ブラックアジア in ジャパン
夜の8時過ぎ。私は新宿歌舞伎町で、あるデリヘル・チェーンで本指名トップを張っているという女性に会った。

この女性の所属するデリヘルはそれぞれ区域別に分かれて手広くやっているのだが、彼女は渋谷地区に在籍してナンバーワンの売れっ子になっているのだった。

渋谷地区は歌舞伎町と並んで多くの若い女性が集まる場所である。そこでナンバーワンになるというのは、普通ではない何かがあるに違いない。いったい、どのような女性がナンバーワンになっているのだろうか。

こうした夜の女性と待ち合わせすると、往々にして約束時間を大幅に過ぎたり、すっぽかされたりするものだが、彼女は違った。待ち合わせ場所に時間かっきりに現れてくれた。

やってきた彼女とは初対面だったが、会うなり相手が分かり、彼女は人懐っこい笑みを浮かべて私に一礼した。

黒い毛糸のセーターに白いスカート、そして黒のハイヒールブーツを履いていた。コートを軽く羽織っていたが、かなりスリムであるのが冬服からでも窺い知れた。それはいいのだが、私は彼女の顔を見つめずにおられなかった。

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