ちょうど半年前なのですが、アマゾンで『真夜中のカリマンタン島』という小説を刊行しています。実はこの題名は、最後の最後までずっと決まっていなくて、疲れ果てた末に付けた題名でした。

この時はこれで良いとずっと思っていたのですが、しばらくしてから題名に「売春」という単語を入れておきたかったと思うようになりました。

とは言っても、すでに『真夜中のカリマンタン島』という題名で出しており、周知もしているので、今さら変えられないとあきらめていました。

ブログでは記事のタイトルを変えることくらいは簡単にできるのですが、さすがに一度出した作品の表現物の題名を変えるというのはあり得ないと思っていました。

しかし、先日アマゾンのシステムに詳しい方に聞くと、「題名を途中で変えることもシステム的には可能だ」と言われて、どうしても題名を変えたいという気持ちが止められなくなりました。

他の作家の方に聞くと「改題は珍しいことではないが、最初の題名に愛着を持った読者もいるので頻繁にしない方がいい」と暗に反対されました。


とうとう題名を変えてしまいました。ご注意下さい


出版社が変わるとか、内容が大幅に変わったとか、そういった事情があれば改題も仕方がないという話なのですが、作者のきまぐれで題名を変えるというのは「わがまま」というのが一般のスタンスだということです。

それで、しばらくは我慢していたのですが、我慢すればよけいに気になる性格で、結局は題名を変える決断をしました。

もうすでにお気づきの方もおられるかもしれませんが、『真夜中のカリマンタン島』を数日前より『売春と愛と疑心暗鬼』という題名に変えました。

内容はまったく変わっていないのですが、題名だけが違っております。

作者のわがままで変更してしまってまずはお詫び致します。この題名はこの小説のテーマであると思うので、今後は変えるつもりはありません。

題名を変えたのと共に、表紙も変えました。表紙の女性はインドネシア女性のモデルの商用可能な写真素材を使用しておりますので、登場人物の誰かではありません。

表紙や題名が違えば中身も違うと勘違いされる危険性もあると思いますので、改めて「中身はまったく同じです」とお伝えしたいと思います。若干何かが違うとすれば、目次を付けたくらいです。

この小説は、いつもと同じく実際の場所、実際の女性、実際の出来事を網羅しておりますので、小説として読むこともできますが、「実際にあった出来事」として読んで頂くこともできると思います。

現地で、出会った女性たちのことを懐かしく想います。

もし、まだお読みになっていない方は、どうぞお読みになって下さい。

書籍『堕ちた女の棲む孤島』や電子書籍『スワイパー1999』を楽しんで下さった読者の方であれば、この小説もまたすぐに馴染んで頂けるものと思っています。

舞台はやや聞き慣れない場所なのですが、主題は売春ビジネスに堕ちている女性たちとの関係や、惹かれる思いや、芽生えてくる疑心暗鬼です。

だからこそ、題名を『売春と愛と疑心暗鬼』というものにしました。




夜の闇の中で売春する女性が静かに男を見つめる


細かいあらすじや、解説についてはこちらに書いておりますので、ご関心がありましたら、どうぞお読み下さい。(電子書籍『売春と愛と疑心暗鬼』をアマゾンにて発売中

ここ半年ほど電子書籍を出しておりませんが、もちろんこれからも出し続けます。

ブラックアジアのコンテンツはあまりにも大量で、しかもあちこちにコンテンツが散らばって一連のテーマを「塊(かたまり)」として読むのに適していないのは確かです。

だから、作者であるはずの私ですらも把握できないほどの膨大なコンテンツを、テーマごとにまとめて電子書籍として「固める」というのは、本当に必要な作業になってきていると思います。

これからも電子書籍をいくつも出していく予定でおりますので、気に入ったテーマのものがあれば、どうぞ手に入れてお手元に置いて頂ければ作者としてはこの上ない幸せです。

ちなみに、小説として最もよく読まれているのは「スワイパー1999」ではないかと思います。(小説『スワイパー1999(カンボジアの闇にいた女たち)』

売春地帯としてのスワイパーの悪名は、すでに閉鎖されて10年以上も経つ今も「幻の売春地帯」として根付いていますし、当時のスワイパーを知っている人と、どんなところだったのかを知りたい人が恐る恐る手に入れるようです。

やはり、誰もが知っている売春地帯というのはテーマとしてはとても強いというのを身を持って知りました。

ただ、作者としては、あまり知られていない売春地帯であっても、そこには魅力的な多くの女性がいることや、その国、その地域で独自の世界があるというのを知って欲しいという気持ちもあります。

この『売春と愛と疑心暗鬼』の舞台のカリマンタン島のように、ほとんど知られていないような場所でも、夜の闇の中で売春する女性たちが静かに男を見つめています。

そして、愛と疑心暗鬼が渦巻く世界に絡み取られ、男は離れられなくなっていくのです。

題名の変更でご迷惑をおかけしますが、改めてよろしくお願い致します。

ちなみに、カリマンタン島はインドネシア領ですが、インドネシアの売春地帯のルポは、このサイトの以下の「インドネシア編」でじっくりと読むことができます(会員制の記事です)。

売春地帯の世界にたっぷり浸って下さい。これが、ブラックアジアの核(コア)の部分です。