「インドは世界の中心になった。そして俺は世界の中心のど真ん中にいる」

イギリス人の監督は、「スラムドッグ$ミリオネア」という映画の中で、ムンバイの街を見下ろす工事中の高層ビルの上で、登場人物のひとりにそう語らせた。

かつて、貧相な建物しか見当たらなかったムンバイも、経済発展の中でどんどん欧米先進国と同様の高層ビルが建てられ、街の姿を近代的なものに変化させている。

ところが、この台詞をつぶやいた登場人物は、ついに貧困から抜け出すこともできず、死に追いやられていく。

確かにインドには先進国から投資資金が大量に流れ、一部の人たちは豊かさを享受するようになったが、未だ大半の国民は絶対貧困の中にあって希望がない。

インド政府も人権団体もこういった貧困層を救い出すために様々な施策を行っている。しかし、ほとんど効果が見出すことができず、貧困者は相変わらず絶対貧困の中で苦しんでいる。

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