「こうするしか仕方がないのだ」という重い嘆息が聞こえてきそうだ。

日本では精神的に問題のある人たちは、施設に入所させて専門医の治療や専門家の世話を受けられる。精神的な問題を緩和するような薬を与えてもらうこともできる。

社会も一定の理解があって、精神的疾患を抱えていても、ひどい扱いにあることはあまりない。

しかし、中国の貧困層に生きる精神疾患のある人々は、自宅の鉄製の檻に監禁されたり、鎖でつながれたりしている。

医師にかかるカネもない。そもそも、医師がいない。もらえる薬もない。そして、暴れたり、誰かを襲ったり、叫んだりする患者を前にして、誰もどうしていいのか分からない。

だから、家族は彼らを監禁する。

中国では分かっているだけでも全土で1600万人以上が重い精神疾患に罹っている。治療ができているのはその中のたった12%である。あとは、「放置」か「監禁」だ。

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