2000年を過ぎたあたりから、日本にも労働者「使い捨て」のシステムが入り込んで、それが若年層を中心にどんどん広がっていった。

貧困が日本を覆い尽くすようになって、もう10年以上経とうとしている。この時代の流れは、世界を覆い尽くすグローバル化が生み出しているものであり、日本の社会が生み出しているものではないというところが深刻だ。

仕事をしていても給料が低ければ貯金ができない。貯金ができなければ、病気になったり、仕事をリストラされたりすると、とたんに窮地に落ちる。

食費に困り、公共料金の支払いに困り、そして家賃の支払いに困っていく。一番恐ろしいのは家賃を滞納して追い出されてしまうことだろう。

家賃を滞納して追い出された人はどうするのか。かつては路上生活に落ちたのかもしれないが、現在はネットカフェ、マンガ喫茶、個室ビデオと言った、宿泊施設ではないが宿泊できる場所に人が集まる。

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