フランスは2015年はイスラム過激派によるテロに始まり、テロに終わった年であると言える。イスラム教徒への不満と怒りはフランス国内で充満している。

2015年12月25日、フランス・コルシカ島で警官への暴力事件に端を発した暴動が起きた。

パトロール中の警官が覆面をかぶった何者かに襲われたのだが、これがイスラム教徒の仕業だとして抗議デモが起き、一部が暴徒化した。

モスク(イスラム寺院)が襲撃され、窓ガラスもめちゃくちゃに割られ、コーランが焼かれるなどの事件が起きたという。この暴徒たちはこのように叫んでいたという。

「アラブ人は出て行け、イスラム教徒は出て行け!」

フランスではこうした事件とは別に、壁に「イスラム教徒は要らない」「自分の国に帰れ」「イスラム教徒はテロリストだ」と落書きがされたり、イスラム教徒がツバを吐かれたり、店に入れてもらえなかったり、様々な嫌がらせが続出している。

警察官も捜査令状もなくモスクやイスラムの集会を捜索するというケースもあり問題になっている。すると今度は、これに反撥したイスラム教徒の若者がフランス人を「差別主義者だ」と叫んで襲いかかる事件も起きた。

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