国際結婚に関して、厚生労働省が出している統計データで最新のものは2015年のものだが、これを見ると、2006年から国際結婚はずっと減少したままだ。

日本人の国際結婚は諸外国と比べるともともと数が少なくて、最も国際結婚が多かった2006年でも、全婚姻件数に占める国際結婚の割合は6.1%程度であった。

2006年の全婚姻件数は73万971人で、国際結婚は4万4701人である。2015年になると全婚姻件数は10万人も減って63万5156人になっており、率にして約13%も減少しているのだが、国際結婚も2万976件と約46%も減ってしまっている。

分かりやすく言うと、日本人同士の結婚も減っているのだが、中でも国際結婚は激減したということだ。

その理由は明らかだ。2006年当時の国際結婚は、その多くが日本人の男がフィリピン女性と結婚するものだったからだ。国際結婚で日本人の男が外国人女性と結婚するというのは、以下の順番だった。

1位 フィリピン女性
2位 中国人女性
3位 韓国・朝鮮人女性
4位 タイ人女性


日本人はどこの国の国籍の相手と結婚しているのか


2006年までの国際結婚は日本人の男がフィリピン女性と結婚するというのが圧倒的だった。

なぜ、2006年以後は国際結婚もフィリピン人女性との結婚も減ったのか。それは、2005年から日本政府はフィリピン女性の興業ビザを停止してフィリピン女性を滅多なことで日本に入れなくなったのだ。

そのためにフィリピンパブが激減して、フィリピン女性と知り合う日本人が減り、結果的には国際結婚も減った。その結果、2015年にもなると国際結婚の光景は様変わりした。日本人の男が結婚する女性の国籍が入れ替わった。

1位 中国人女性
2位 フィリピン女性
3位 韓国・朝鮮人女性
4位 タイ人女性

韓国・朝鮮人女性は相変わらず3位に付けているのだが、やはり数を減らしていて国際結婚のパーセントを増やしているのは、唯一「中国人女性との結婚」だった。

ちなみに、外国人の夫と結婚した日本人女性はどうか。日本人女性が外国人と結婚するというのは、20年ほど前までは半分近くが「韓国・朝鮮」国籍の男との結婚だった。

しかし、その割合は2015年になると4分の1近くまで減っている。確かに今も韓国・朝鮮国籍の男と結婚する日本人女性は多いのだが、相対的に減っているのは間違いない。

2015年の日本女性の国際結婚は、全体を通してみると以下のようになる。

1位 韓国・朝鮮人男性
2位 アメリカ人男性
3位 中国人男性
4位 フィリピン人男性

厚生労働省の出しているデータでは、1995年に国際結婚した日本人女性は6940人。その中で韓国・朝鮮国籍の男と結婚した女性は2842人だった。

2015年になると、国際結婚した日本人女性は6167人。その中で韓国・朝鮮国籍の男と結婚した女性は1566人だった。韓国・朝鮮国籍の男と結婚する日本人女性は総体としてもパーセンテージとしても減ってしまっている。



日本は国際化しているのか。いや、していない。これを見ると、国際結婚は年々減少しているのが分かるはずだ。(データ:厚生労働省「人口動態統計特殊報告」より)



2015年、日本人はどこの国籍の相手と結婚したのか。これを見ると、日本人の男は、中国・フィリピンの女性を好み、日本人女性は韓国・朝鮮、アメリカの男性を好んでいるというのが分かる。男女で結婚する国籍が違っている。

国際結婚は少ないが、国際離婚は多いという現実


離婚はどうなのだろうか。離婚については2015年のデータがないので、2013年の「人口動態統計」を参考にして数字を出すと、以下の数字が取り出せた。

結婚は、21488人
離婚は、15196人

これは、2013年の国際結婚と離婚の総数であり、この年に結婚したカップルが別れたという意味ではないのに注意する必要がある。

しかし、ひとまずはこの数字からおおよそのパーセンテージを出すと、約71%の離婚率になっていることが分かる。国際結婚は破綻する確率は高いと言われているのだが、71%と言えば、それこそ10組に7組は別れるということだ。

国際結婚はかなりリスキーであるということが分かる。この2013年の統計で最も離婚が高い順に並べると以下のようになっていた。

1位 フィリピン女性との離婚 113%
2位 中国女性との離婚 74%
3位 タイ女性との離婚 67%
4位 韓国・朝鮮女性との離婚 56%

2013年はその年にフィリピン女性と結婚したカップルは3223人で離婚したカップルは3656人だった。

そのため、結婚したカップルよりも離婚したカップルの方が多いという凄まじい状態になっていた。だから、パーセントが振り切れている。

フィリピン女性と日本人男性の組み合わせは、実はあまり相性が良くないというのはもう20年くらい前から言われ続けているのだが、そうした噂が窺える内容でもある。

では、他の国籍ではうまくいくのかと言えばそれぞれが60%越えになっているので、これは日本人同士の離婚率である30%の2倍強である。うまくいっているように見えない。

ちなみに、フィリピン女性や中国女性との離婚は、性格の不一致があるという前に、日本国籍目当ての偽装結婚も含まれている可能性もある。

そうした犯罪性のある結婚が10%ほどあるとしても、それを除いても依然として離婚は高水準にある。

こういったデータは数年ごとに見ているのだが、日本人が外国人と結婚するのは、かなりリスキーであるというのが見て取れる。

そんな中でもうまくいっている国際結婚のカップルは、敬意を表する必要がありそうだ。



2013年の国際結婚と離婚。これを見ると離婚がかなり多いことに気付くはずだ。日本人が外国人と結婚するのは、かなりリスキーであるというのが見て取れる。



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