女性が売春ビジネスや風俗の仕事を決意するには、「罪悪感」を乗り越える必要がある。その罪悪感は、アンダーグラウンドをまったく何も経験していない人間にとっては、思っただけでも震え上がるものだ。

これまで、日本でも多くの風俗嬢に話を聞いているのだが、その中で何人もの女性が初めて風俗の仕事をしようと決意したときの逡巡と罪悪感の克服を話してくれる。

昨今は、女性が風俗の仕事を探すのはほとんどがスマートフォンで見る風俗サイトの募集であると言われている。こうしたサイトは電話番号のところがリンクやボタンになっていて、それをそっと触れれば電話がかかる。

ある女性は「その電話のボタンを30分も見つめて、気が付いたら身体が汗まみれになっていた」と私に告白してくれた。

あるいは、「何とか電話をしたものの、相手が出たら急に恐ろしくなって電話を急いで切ったりして、それを何度も繰り返した」と話してくれた女性もいた。

何も知らない普通の女性が風俗の仕事に初めて飛び込むというのは凄まじい恐怖と葛藤があったのだ。

見知らぬ男に自分の裸を見せる。見知らぬ男に自分の乳房から性器まですべてをさらけ出し、自由に触らせる。そこに恐怖と葛藤を感じない女性はひとりもいない。

......