世界中でワーキングプアが広がっている。この流れは日本にも浸透しており、今や若年層だけではなく中高年の非正規雇用も当たり前になった。

非正規雇用はバブルが崩壊した直前の1990年は約881万人だったのだが、これが2014年になると約1962万人になっていた。2倍強だ。いかにバブル崩壊以後に日本の社会環境が変わったのかが分かるはずだ。

労働者は完全に「使い捨て」の時代になった。その非正規雇用の約7割は女性であるわけで、今や単身女性の3人に1人は貧困状態である。

働いても働いても豊かになれない、そして明日がどうなるのか分からない現状は人々を不安にさせる。

明日は給料が減らされるかもしれない。明日はリストラされるかもしれない。明日は仕事がなくなるかもしれない。明日は金が尽きるかもしれない……。

すでに金が尽きて、銀行のカードローンや消費者金融で生活費を借りるようになった人たちもいる。

消費者金融と言えば、ギャンブルや遊びで蕩尽した人が使うようなイメージもあるが、今では「食費や光熱費が払えない」から借りている人の方が多い時代になっているのである。

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