閲覧注意
ブラジルでは女性に対する暴力は直接的かつ残虐で、特に自分の元ガールフレンドや元妻に対する報復暴力はひどく残虐なものになる。

自分から逃げていった女性を「裏切った」と考え、裏切った女には報復して後悔させなければならないと思うのだ。その裏には南米特有のマッチョ志向が隠されている。

自分が女を捨てるのは構わないのだが、捨てられるのは「男の沽券に関わる」ので許されない。

だから、その許されないことをするような女は死んでも構わない、という発想になっていく。

かくしてブラジルでは、かつて愛し合ったはずの元ボーイフレンドや元夫が人生で最悪の危険動物と化す。銃やナイフを持って殺しにやってくるのである。

ブラジル東部ペルナンブコ州あたりはブラジルでも治安が悪いことで知られているが、ここに住んでいたマリア・デ・ルルド・ダ・シウバという26歳の女性も、元夫に犠牲になった女性のひとりだった。

彼女はナイフで刺され、喉を掻き切られ、大量出血の中で殺されたのだが、目を見開いたまま血みどろになって死んでいったその姿には鬼気迫るものがあった。

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