ブラックアジア - 注目のランダム・トピックス
◆バングラデシュの、ゼロメートル地帯で沈みゆく売春島 ◆クリフォード・オチェ。自国で大批判、他国で大絶賛の理由 ◆信用できない宿に泊まる旅人は、現金をどう隠しているのか? ◆ゲイラン。大陸から来た女たちの牙城は、ここにあった
◆劣悪な場所から、さらに劣悪な場所へと渡り歩く病原菌のこと ◆あいりん地区の男たちの戸籍を買い取る闇業者の所業とは ◆カンボジアで起きた殺人。色白だった18歳の女性の水死体 ◆売春の裏を知っている男が、なぜタイでエイズ感染するのか

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2017-11-16

社会底辺の貧困層を統計として捕捉するのが難しい理由とは

日本はホームレスが少ない国であると言われている。国が把握しているホームレスは約5000人から6000人程度しかない。

昔はホームレスすれすれの労働者が大量に集まっていたドヤ街である東京の山谷も、大阪あいりん地区も、同時に寂れてしまっている。

どちらの街も、もはや暴動が起きるほど労働者とホームレスでむせ返っていた時代を想像することすらできない。歩いているのは年金と生活保護費を搾取されている老いた高齢者ばかりなのだ。(山谷。かつてのドヤ街の光景から少子高齢化の未来が見える

もちろん、日雇い労働者が消えたわけでもないし、ホームレスがいなくなったわけではない。要塞のようになっている「あいりん労働公共職業安定所」は、早朝になると大量の労働者が集まってくる。

それが過ぎると、職業安定所の二階では仕事にあぶれた人たちが、それぞれシートを敷いて寝ている姿を見ることができる。

それでも、そこは中高年が多く、無職ホームレスの若者が溢れかえっているわけではない。日雇いで生きる若年層は、こうした環境を嫌って寄りつかない。

統計としてホームレスは減っている。しかし、本当に「路頭に迷っている人」は減ったのか?






2017-10-17

山谷。かつてのドヤ街の光景から少子高齢化の未来が見える

日本は少子高齢化を放置してきたので、地方からどんどん寂れてしまっている。人口は急激に減少して、地方の僻地どころか、地方都市そのものまで人口が消えてマンションや民家に空白が増えている。

地方のこの惨状は、実際に自分の目で見て見ると「本当に日本はこのままで大丈夫なのだろうか?」と背筋に冷たい汗が流れるような恐怖に駆られる。

以前、広島の人口減で消えていく村や、廃墟になりつつある民家の写真を紹介したことがあるが、私は「人が消える」ということに居心地の悪い不安を隠すことができなかった。

これは実際に、誰もいなくなった限界村などを歩けば誰もが同じ不安を持つはずだ。もう一度、この写真を見て欲しい。それは「地方の死」に他ならないのである。(滅びゆく地方の光景。やがてそれは日本の致命傷になる

私は東南アジアの多くの地方都市や何もない郊外を、野良犬のようにほっつき歩いてきたが、東南アジアで同じような不安を感じたのはインドネシア・モロ島くらいだ。(不気味なインドネシア・モロ島と、打ち捨てられた村の女性

しかし今、改めて考えると不気味だと思ったモロ島以上に、日本の地方都市は人が消えて薄気味悪くなってきている。






2017-09-14

高齢貧困社会。認知症、心中、ホームレス、ゴミ屋敷、孤独死

1990年までは、日本人が日本に生まれるというのは、それだけで無条件に幸せなことだったと思われていた。日本は稀に見る経済大国だったし、自他共に認める先進国だ。

退屈な仕事でも、どこかで真面目にきちんと働けば終身雇用が当たり前で生活は安定した。だから、結婚してマイカーを買ってマイホームを持って子供を作って和気藹々と暮らすという普通の生活は普通に実現できた。

しかし、バブル崩壊以後、就職氷河期が始まり、土地神話が吹き飛んで資産も減少、終身雇用を約束してくれていたはずの企業も経営が苦しくなり、2000年以後はそれを約束しなくなっていった。

人を雇うのであれば、いつでもクビにできる非正規雇用を増やすようになり、雇用も不安定化した。格差が拡大し、貧困が広がり、重苦しい不安が社会を覆い尽くすようになった。

そこに、子供が減って高齢者ばかりが増えるという少子高齢化の問題も深刻になっていく。すでに日本は世界でも類を見ない超絶的な高齢化社会に突入している。

それは、ただの高齢化社会になるのではない。日本は社会保障費の増大で国家財政は極度の負債を抱えているので、高齢層の面倒を見れなくなる。






2017-08-02

出稼ぎ風俗嬢(1)東京から神戸まで転々と身体を売り歩く

ブラックアジア in ジャパン
風俗嬢の中には、「出稼ぎ」と言って、地方を転々とする女性がいる。

東京や大阪のような都市圏に住所がある女性が、地方の風俗街に出稼ぎに行くパターンもあれば、特に決まった拠点を持たず、見知らぬ地方を転々とするパターンもある。

根なし草……。自分のことをそう言った女性もいた。

この日、私は横浜のJR石川町駅で降りて線路沿いに北側にゆっくりと歩き、寿町に入る手前で1軒のラブホテルに入った。

寿町はかつては浮浪者と酔っ払いの群れで凄まじいことになっていたのだが、今はずいぶん気の抜けた感じになっており、雰囲気は大阪のあいりん地区とよく似ている。

ラブホテルの中は全体が何か饐えたような臭いがして、部屋に入ると今度は芳香剤の臭いがとても強くて頭がくらくらした。

ここで、随分前から気になっていたある女性が所属している風俗店に改めて電話して部屋番号を男に伝えて指名した彼女に来てもらうように言った。

私は、この根なし草の女性に会いたかった。



 


2017-06-27

生活を落としても生き残る「したたかさ」を身につける方法

現在よりもダウングレードした環境で生き残らなければならない状況に、私たちはいつでも陥る可能性がある。

経済的に困窮すると、生活をダウングレードしなければならない。あるいは国外に出ると、日本よりも格段に経済レベルの落ちた環境を受け入れなければならない。

生活をダウングレードすると何が待っているのか。それは、今よりも清潔度が落ちる環境だ。

なぜそうなのかは逆に考えれば理解できる。不潔な状態というのは誰にとっても快適ではない。だから経済的に豊かになると、まず「清潔さ」を手に入れようとする。

自分自身も薄汚れた服を捨てて清潔な服に買い換える。自分自身をも清潔にしたいので、シャワーや風呂が付いている場所に引っ越す。引っ越し先は、今よりもきれいな場所になる。清潔さが快適だからだ。

清潔さを維持するには金がかかる。しかし、それは金を払う価値があると誰もが知っている。だから、生活のアップグレードは清潔さの追求になるのである。

逆に言えば、ダウングレードは「清潔さ」を失うということだ。ということは、生活をダウングレードするために必須となるのは、今よりも清潔ではない環境を受容できる精神力であると言うこともできる。






2017-03-20

スマートドラッグ。うまくやれば天才、下手をすれば廃人

眠気を吹き飛ばし、気分を高揚させ、覚醒を保ち、バリバリと仕事や勉強がこなせる。尋常でない集中力が得られるので、暗記すべきものを次々と覚えていくことが可能。

効き目はまるで覚醒剤だが、もちろん覚醒剤ではない。医師から正規のルートで手に入れる限りは合法だ。そんな魔法のような薬があったら誰でも欲しいと思う。

それは存在する。スマートドラッグである。

スマートドラッグのスマートというのは体型の話をしているのではなくて、頭脳の話をしている。日本語で言えば「頭の良くなるクスリ」である。

スマートドラッグは20年も30年も前から「嘘でも偽りでもなく、本当に頭が良くなるクスリ」として使われてきた。

それが効くのが分かっているので、ある女医は自分の息子に受験勉強用として、スマートドラッグを500錠も不正に渡していたという事件が1998年に発覚したこともあった。

「一日一錠を服用して3ヶ月ほどで止める」という使い方であれば、依存症に陥る前に抜けられるという実践者の証言もあったりする。実際、そのように使って知的能力を上げている人間もいた。



 


2017-02-05

プノンペンで全盲の井上氏を追い詰めた極貧の世界の醜悪

2000年前後、ブラックアジアを書き始めた同時期、多くの日本人のハイエナたちのアクセスを集めていた東南アジアの売春地帯紹介サイトが、『外道の細道』と『プノンペン怪しい掲示板』だった。

どちらもカルト的な人気を誇っていたと言っても過言ではない。多くの日本人のハイエナを東南アジアの売春地帯に呼び寄せていたのは、この2つのサイトの存在が大きかったというのは誰しもが認めるところだろう。

売春地帯は金がかかり、多くの男はスレた女性に振り回されて金を無駄にしたくないという切迫した気持ちを持っているので、「どこの店が良い、あの女性はどうだった」という情報が載っているサイトは多くの人を惹きつける。

この2つのサイトは、一方はタイの、一方はカンボジアの売春地帯の場所や女性たちを赤裸々に紹介していたサイトであり、それがゆえにハイエナに大人気だった。

しかし17年経った今、時代は変わり、この2つのサイトはどちらもアンダーグラウンドの闇に消えて人々の記憶から消え去ろうとしている。

もちろん、復活もない。『外道の細道』の外道紘こと新井知宏氏は2012年3月15日、『プノンペン怪しい掲示板』の井上一世こと大鋸力也氏は2016年9月26日に亡くなった。



 


2017-02-02

アメリカの絶望。ホームレス女性の隠し撮りされた性行為

日本ではあまり中年女性のホームレスを見かけないが、いないわけではない。

あいりん地区では女性のホームレスが道ばたに座って男と酒盛りをしている姿もあるし、東京でも池袋や新宿で女性ホームレスの目撃がある。

数が少ないというのは、女性が貧困に堕ちていないという意味ではない。極貧の中で何とか住処だけは確保して、生きているというのが現状だ。

しかし、アメリカはもはや5000万人以上もの人々が「貧困層」になっており、「負け犬」として見捨てられ、女性のホームレスもまったく珍しいものではない。

隣国のメキシコからもドラッグがなだれ込んで底辺に蔓延しており、自暴自棄になった人たちの多くはドラッグの依存にも堕ちるという世界になっている。

そんな中で最近、中年の白人のホームレス女性が、同じホームレス仲間の男たちと路上で次々とセックスしている姿が動画に撮られて出回っている。

彼女もドラッグ依存ではないかと言われているのだが、動画を見てもらえば分かる通り、そんな中でホームレスの男たちと延々と屋外で性行為をしているのは異様な姿ではある。



 



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