ブラックアジア - 注目のランダム・トピックス
◆レイプされたことを表沙汰にすると、ますます傷つく社会 ◆女性用コンドーム。普及の道はまだ遠く改善の余地もある ◆エイズ患者の「誰かを道連れにしてやる」という強烈な悪意 ◆チチョリーナ。30年以上も政治活動する精力的なポルノ女優
◆メキシコ。国民の半数が貧困層の国に未来はあるのだろうか? ◆ブラック・スネーク・モーン。誰がセックス依存症なのか? ◆日本の赤線地帯「黄金町」は、なぜ2005年に潰されたのか? ◆拷問死。激しい苦痛を与えて生きてきたことを後悔させる

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2017-06-16

ほどよい無法地帯が生まれたら、やがてハイエナも現れる

東欧の女性が放り込まれている場末の売春宿というのは、女性がアルコールとドラッグで精神を麻痺された中、次から次へとやってくる男たちに、ひたすら抱かれ続けていくという殺伐としたものだった。(この殺伐とした売春宿の動画を見れば最底辺の地獄が分かる

貧困が拡散し、格差が広がり、政治家や警察が腐敗し、国家運営がうまく機能していない国がある。こうした「失敗国家」は世界中の棲息するハイエナに目をつけられる。

ここで言うハイエナとは動物のハイエナではない。麻薬や売春や退廃を求めて世界各国をさまよう男たちのことである。世の中には、そうした男たちの一群が存在するのである。

動物のハイエナは腐肉を食らう。それと同じく世の中には「社会矛盾」を嗅いで退廃を食らう男たちが存在する。

普通、国家運営に失敗し、破綻し、めちゃくちゃになった国家に行きたいと思う人はいない。

しかし、そこにドラッグや売春(セックス)が湧き出てくれば、そんな退廃を嗅ぎつけて寄って来る人間が出てくる。退廃と堕落と無法の自由を求めている闇の男たち。ハイエナと呼ばれる男たち……。



 


2017-05-10

ベンジャミン・ホルスト。物乞いで稼いで酒と女の世界旅

物乞いしながら世界旅行をして自国に帰らない旅行者が増えてきて、彼らを「バックパッカー」ではなく「ベッグパッカー」と呼ぶようになってきている。

先進国の男が途上国で物乞い(ベッグ)して物珍しさで金を集めて、それを旅行代金に充てたり遊びに使ったりする姿をイギリスのタブロイド紙や現地の新聞が批判している。

ところで「ベッグパッカー」なのだが、東南アジアではこの「ベッグパッカー」で最も知られているのが、ベンジャミン・ホルストという男だ。

ドイツ人で、先天的な病気で足が通常の人の2倍の大きさになっている男なのだが、この男は2014年から東南アジアで物乞いをしながら旅をしている。

この男のことが最初に報道されたのは2014年9月のタイのローカル新聞だった。

ベンジャミン・ホルストは2014年9月2日に中国東方航空のフライトで片道切符でタイに入り、それからバンコクの有名な安宿街であるカオサンのゲストハウスに泊まっていた。

ところが「自分のパスポート、財布、その他の文書をみんな盗まれてしまった」と彼は警察に述べた。

普通であれば金もパスポートも盗まれたのなら自国の大使館に行って救済を求めるのだが、ベンジャミン・ホルストはそうしなかった。どうしたのか。



 


2017-01-18

パタヤの堕落。変わっていない売春地帯と男たちの醜態

私はまだ売春地帯をウロウロして人生を消費するハイエナとしての生き方を捨てていないので、「最後に馴染んだ売春地帯」という言い方をすると、何か変な感じがする。

しかし、敢えて「最後に馴染んで自分の居場所だと思った売春地帯」はどこかと思い描くと、タイのパタヤになるのは間違いない。

バンコクのパッポンで始まった私の売春地帯への没頭は、やがてはタイからカンボジアへ、カンボジアからインドネシアへ、インドネシアからインドへ……と広がっていったのだが、最後はフィリピンのアンヘレスを経て、一周してまたタイに戻ったというのが現実だ。

しかし、観光地と土産店に覆い尽くされたパッポンには、もう足を向けるのも嫌になったので、最後はもっぱらパタヤが渡り鳥のハイエナとしての私の安住地と化した。

パタヤに関する愛は、著書『ブラックアジア・パタヤ編 いいヤツは天国へ逝く、ワルはパタヤへ行く』にたっぷりと書いた。この書籍は私が一番楽しんで編集できた本だ。

たまに、パタヤのことが懐かしくなったら、私は自分のこの本を開いて、想い出に耽る。そして、今のパタヤはどうなのだろうかと、また想いを馳せる。



 


2016-08-27

1825日の自由を奪われ、480回分のセックスを喪失する結末

高畑裕太という22歳の俳優が強姦致傷の疑いで2016年8月23日に逮捕されている。

将来のある俳優の起こした事件だが、この事件でクローズアップされているのは、この男がレイプ事件を引き起こした原因として「女性を見て欲求を抑えきれなかった」と供述していることだ。

そのため、この22歳の男が性欲異常者であったとか、性欲の強さで異常行動を引き起こしていたとか、やり切れない性欲の強さを本人自らがブログで発露していたとか、様々な言動が取り沙汰されるようになっている。

しかし、22歳の若者が湧き上がる性のエネルギーを持てあまして悶々とするのは特に珍しい現象ではないし、むしろ爆発するような性のエネルギーに満ちていて当たり前だ。

問題は、その「タガ」が犯罪の方向に外れたことである。彼が歓楽街に繰り出して、片っ端から風俗の女性を抱いていても、世間にひどく顰蹙は買うが、それは犯罪ではないので見て見ぬフリをされたはずだ。

彼が愛する女性を作って、彼女と24時間愛し合っていたら別に誰も文句は言わなかった。むしろ、24時間も女性を愛していたのかと賞賛すらされたかもしれない。

そう考えると、強い性欲の方向がレイプに向かったのが、この男の致命的な問題だったということになる。



 


2016-07-26

ドゥテルテ大統領の犯罪者皆殺し作戦はもう始まっている

フィリピンの歓楽街「アンヘレス」は、フィリピンが誇る売春地帯である。

私はちょうど一年前の2015年7月にこの売春地帯を久しぶりに訪ねている。(アンヘレス再訪。現地のバスを使ってアンヘレスに行く

この歓楽街は売春地帯であることには変わっていないが、以前と違ってオーナーが様変わりして「金、金、金」の世界となっており、質が落ちた歓楽街となってしまっていた。

相変わらずフィリピン女性はホスタビリティ溢れて可愛らしいのだが、オーナーの質はかなり落ちた。

そのため、かつての売春地帯の雰囲気を楽しみたい人間は、中心地を避けてアメリカホテルよりも西側の場末のバーの方に移動していた。

あれから一年。このアンヘレスも徐々に「締め付け」が厳しくなって、今後は営業時間が短縮されて午前1時になると言われている。

何があったのか。言うまでもない。ロドリゴ・ドゥテルテが2016年7月1日から新大統領となり、いよいよ過激政治が始まったのだ。(ロドリゴ・ドゥテルテ。フィリピンで誕生した暴言の大統領






2016-03-19

売春地帯アンヘレスをドラッグ禍に落とすのは誰なのか?

タイではヤーバーと呼ばれる錠剤型の覚醒剤がパッポンやパタヤといった歓楽街に蔓延しているのだが、フィリピンの歓楽街ではどうなのだろうか。

私はフィリピンの歓楽街アンヘレスに何度も行っているのだが、フィリピンでは一度もドラッグを勧められたこともないし、ドラッグをやっている女性に当たったこともない。

そのため、アンヘレスでドラッグは蔓延していなのだろうと何となく思っていた。しかし、そこは東南アジア屈指の歓楽街アンヘレスである。

ドラッグは闇の中でしっかりと根付いている。気が付けば、フィリピンはドラッグ汚染地帯となろうとしているのである。

2016年3月19日、フィリピン警察はドラッグ製造をしていた家を急襲し、ドラッグ密売業者を逮捕している。

そこでは精製されたドラッグではなく、ドラッグの製造に必要な水酸化ナトリウムや、アンモニア、エタノール等の缶や製造機器がびっしりと揃えられており、覚醒剤を作っていたとされている。

覚醒剤は中国や北朝鮮で製造されたものが東南アジアに出回っていると言われているが、フィリピンでは自国で製造して流通させているようだ。



 


2016-03-13

互いに愛を感じた瞬間に関係が崩壊するのが夜の世界の愛

2015年7月にフィリピン・アンヘレスを久しぶりに訪ねて、そこがまだ売春地帯として機能しているのを知ったとき、私はほっと安堵して、ゆっくりと自分の心がほぐれていくのを感じた。

女たちの嬌声、派手なバーの外観、強引な呼び込み、オープン・バー内部の堕落した世界。

価格は異常なまでに高騰していたが、それ以外は特に何が変わったようにも見えず、私はしばしの間、この堕落に浸って懐かしさに胸がいっぱいになった。

「あなた、どこから来たの?」「日本人でしょ?」「いつアンヘレスに来たの?」「どれくらアンヘレスにいるの?」

バーを変えるたびに女たちが私を質問攻めにし、飲み物をせびり、私から金を引き出そうとしなだれかかる。女たちは昔と比べてそれほど洗練されているようにも見えなかった。

もう長らく売春地帯には足を運んでおらず、かつてほどの関心も薄らいでいる。しかし、久しぶりにその世界に浸ると、やはりこの世界が好きなのだと思う。

いずれ、アンヘレスも変わっていき、この殺伐とした歓楽街も消えてしまう日が来るかもしれない。街は時代と共に変わっていくものだし、フィリピンも経済成長しているのだから、歓楽街の姿が変わっても不思議ではない。



 


2016-02-13

舗道に寄せた女性が倒れた時、思わず「ごめんね」と言った

2015年7月、フィリピン・アンヘレスは雨ばかりだった。そんな雨交じりの中を女性とふたりで歩いている時、向こう側から車がやって来た。私は気を利かせて彼女を舗道側に寄せた。

フィリピンの車は乱暴な運転が多いので、彼女が車と接触しないようにと思ったのだ。

彼女は素直に舗道側に寄ったのだが、車が通り過ぎた後にすぐ、彼女は舗道の穴に足を取られて倒れてしまった。雨なので道も暗く、穴がよく見えなかった。

道が濡れていたので、彼女の素足も濡れたが、幸い怪我はなくて彼女はすぐに立ち上がった。その時、彼女が倒れたのは私が舗道側に寄せたからだと考えて、"I'm sorry."(ごめんね)と無意識に口からこの言葉が出た。

すると、彼女は "Why, do you apologize?"(どうして謝るの?)と私に尋ねた。

それを聞いた瞬間、私は心の中で「そうだった、ここは日本ではなかった」と改めて思ったのだった。

日本人の女性なら「舗道側に寄せたらこんなことになったのだから、それを謝っている」というのはすぐに気付いて、「ごめん」という謝罪は「不運な目に遭わせてすまない」という意味で言っているのだと気付く。







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