ブラックアジア - 注目のランダム・トピックス
◆バングラデシュで生まれているロヒンギャ女性の売春地獄 ◆イタリア国内で路上売春。ナイジェリア女性の劣悪な売春環境 ◆「よくなかったら、おカネはいらないわ」と言ったリンダ ◆フィリピン・サガダには「崖葬」という珍しい埋葬方法がある
◆モルドバから来た娼婦。雨が降ったら、それはお母さんの涙 ◆プノンペンあやしい掲示板の「井上一世」氏が死んでいた ◆自分撮りが好きな女性の最期は殺された自分の死体の写真 ◆自分の過去を、あなたは愛する人に打ち明けるだろうか?

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2018-03-22

インド。極度の混沌(マサラ)が生み出す至福のものとは?

2018年3月9日から11日までの3日間、インド・マハーラーシュトラ州のナグプールでヒンドゥー教徒保守派の文化保護のための会議が開催されていた。

そこで大きな警鐘が鳴らされていたことがある。

それは、小規模な共同体の中で話されている少数言語が話者の減少により次々と「絶滅」していることだ。最近のインドでは「英語」が爆発的に好まれる言語となっており、インドの少数言語はまったく顧みられることがなくなった。

そのため、このままではインドは英語とヒンドゥー語のみが影響力を持って、他の重要な言語、たとえばカンナダ語、マラヤラム語、タミル語、テルグ語までもが衰退していくのではないか、と危機が叫ばれている。

グローバル化がインド社会に入り込むことによって、人々はより話者の多い言語を覚え、話し、日常的に使うことになるのだが、その結果として話者の少ない言語はどんどん侵食されて話されなくなっていく。

インドでは「ヒンドゥー至上主義者」が「インド文化を守れ」と声を上げているのだが、表層的な部分だけでなくインド古来から話されてきた言語の保護にも目が向いている。

なぜか。言語が失われれば歴史の連続性が消えてしまい、過去と未来が分断されてしまうからである。そのため、どんなに少ない話者の言語であっても、それは大切なものだという意識を強烈に持つ人も存在する。(鈴木傾城)






2018-03-18

人々が何を信じても構わないが、私は宗教を意識的に避けた

地下鉄サリン事件を引き起こした宗教集団オウム真理教の裁判がすべて終わり、死刑が予定されている信者たちがそれぞれ別々の刑務所に移送されていく動きがあった。

死者13名、被害者6300人を出した地下鉄サリン事件は、日本人にとって忌まわしい事件である。首都圏に住んでいる人たちや都内で働いている人たちにとって、あの日どこで何をしていたのか誰もが覚えているはずだ。

私自身はタイから戻ってきていたのだが、あの日の朝は表参道に用があってそこに向かっていたところだった。途中で電車が止まったので歩いて目的地に行った。

歩いている途中で次の駅の入口が見えたが、そこでも電車に乗れない人がいて「何が起きたのか?」と駅員に詰め寄っていた。駅員は「どこか爆発した」「煙が充満している」と言っていた。

事件が起きた当初、現場でも「何が起きていたのか」は分かっていなかった。これが日本史上最悪の有毒ガスを使ったテロ事件であるとは誰が想像しただろうか。

この犯罪教団は、その残党がアレフという名前に改称して現在も活動を続けている。

最近、麻原彰晃の娘がマスコミに出てきて「教団の教えは信仰というより文化だった」と発言している。宗教は、文化にまで落とし込めば人の思想や生き方を強く支配し、そこから逃れられなくなるのが分かる。(鈴木傾城)






2018-02-19

インドという超混沌国家と、それをまとめ上げたガンジー

インド独立の父マハトマ・ガンジーは、1948年1月30日に暗殺されている。2018年の今年で、ちょうど70年になる。

国家独立と言えば、強大な軍隊を率いて多くの血と暴力によって勝ち取るケースが多いのだが、ガンジーのやり方はまるっきり逆だった。非暴力を貫いて独立運動をしたのである。

軍隊を持たないガンジーは、何を武器にしてインドの民衆をまとめあげたのか。そして、何を武器にして宗主国(マスターカントリー)であるイギリスに対抗したのか。

マハトマ・ガンジーは稀に見る人格者だった。他人には強制しなかったが、自らには非所有、禁欲、断食、清貧、純潔で縛り、さらに非暴力をも貫いた。

こうした強烈な人格者としての生き様は人々に感銘を与え、そして多くの賛同者を呼び寄せることになったのが、こうした人々をまとめ上げたのはガンジーの言葉と説得力である。

ガンジーの独立運動は「非暴力・不服従」が徹底されていたのだが、それはガンジー自身がそうしていただけでなく、ガンジー自らが信念を持ってそれを人々に説いて納得させ、大きなうねりにしていた。

ガンジーは、言葉による主張を通して祖国インドを独立に導いたのである。(鈴木傾城)






2018-02-13

反対者をいちいち説得するより、賛同者を増やす方が効率的

ドナルド・トランプ大統領は、激しい言動に対する反撥に見舞われており、2017年7月には支持率が過去最低の36.9%を記録していた。しかし、最新のデータでは40%に上昇している。

トランプ大統領自身は特に何が変わったというわけではないのだが、賛同や批判は交互に揺れ動いてさまよっていく。相変わらずマスコミは総攻撃だが、トランプ大統領はまったく心が折れていない。まさに「我が道を往く」タイプである。

ところで、エイブラハム・リンカーンは、アメリカで最も偉大な大統領であると現在は言われている。

しかし、南北戦争での妥協を拒む姿勢や、強引な奴隷解放運動まで、存命中はありとあらゆる批判と中傷に巻き込まれて多くの人々から「憎悪されていた存在」であった。しかし、リンカーン大統領も我が道を往った。

ウィンストン・チャーチルも、イギリスをヒトラーから救った大政治家として名を残しているが、当時は毀誉褒貶の激しい人物で、任期中は凄まじいまでの批判が渦巻いていた。それでも自分の信じる道を突き進んだ。

マザー・テレサは、ヒンドゥー教の国であるインドでキリスト教の修道女として活動を初めた。ところが、最初は誤解されて「貧しい人たちを助けてキリスト教に洗脳している」として大批判されて警戒されていた。しかし、やはり自分を貫き、死去した時はインドで国葬になった。(鈴木傾城)






2018-01-30

平和や愛を説いている宗教が大量殺戮を生み出す皮肉な現実

アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センターは、2015年に世界人口における宗教人口の変動を予測した結果、今のままで推移すると、2100年にはイスラム教徒が最大勢力になると報告した。 

人口の35%はイスラム教徒になる。イスラム教徒と言えば、私たちは中東・北アフリカをイメージするが、世界最大のイスラム人口を抱えているのはインドネシアである。

今後はインドも巨大なイスラム人口を抱えることになるのが分かっている。アジアもまたイスラム人口で覆い尽くされていくことになる。

この予測は実は2008年頃にカトリック総本山のバチカンでも統計年鑑で示されていたことである。今後はキリスト教徒も全体数として増えるのだが、イスラム教徒の方が多産なので人口で完全に抜かれるのである。

この科学万能時代に宗教人口が増えるというのも興味深いが、どんなに科学が発達しても人々は神を捨てることはない。

私は無宗教を通り越して確信的な無神論者だが、私のような無神論者は全世界の人口から見ると2.2%でしかなく、完全に少数派(マイノリティー)である。

人類の70%がキリスト教・イスラム教・ヒンズー教・仏教のいずれかを信じている。(鈴木傾城)






2018-01-10

2014年にコルカタで撮った写真。インドはまだまだ魅力的だ

ここ最近、あまり国外に出なくなったし、しばらく旅の話も書かなかった。以前は国外で撮った写真もたくさん載せていたが頻度も減った。

今日は久しぶりに、旅で撮った写真のいくつかを載せてみたい。2014年にインドに行っているのだが、その時に撮った写真で、まだブラックアジアにも紹介していないものも大量にある。

どこかの記事で使った写真もあるのだが、すでに大量の記事に埋もれてしまっている。ひとまとめにして掲載すれば、少しは異国の空気感が蘇るかもしれない。

インドは経済発展の最中にあり、街は刻々と変わっていこうとしている。(私自身が「まだ」インドという国に投資したくない理由とは

それでも、大量の貧困層がまだ取り残されており、コルカタの街も高層マンションやショッピングモールが立ち並ぶ区域が出現しているのと同時に、完全に放置されて数十年前から何ひとつ変わらない地域もある。

インドが急激に変わるのはこれからだ。しかし、インドの雰囲気はまだまだ魅力的であり、エキゾチックでもある。私が大好きなコルカタの街や人の雰囲気を、今日は紹介したい。(鈴木傾城)






2017-11-24

スリランカの民族対立は終結したが次は宗教対立が来るか?

私はまだスリランカが内戦の泥沼の中にあった2004年に北部都市ジャフナを訪れている。

ジャフナは少数派タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の牙城で、スリランカ政府から激しい攻撃を受けて街は荒んでボロボロになっていた。

青く美しい海が広がる海岸都市ジャフナだったが、空港を降りてから、物々しい兵士と破壊された建物が続いて異様な雰囲気に包まれていた。

街に入ってもインド圏の土地にしては驚くほど活気がなく、不気味な感じだった。爆撃された痕、荒廃したホテル、松葉杖で歩く人たちの姿があちこちにあり、写真を撮ろうとしたら何人かの兵士が制止した。

タミル人の宗教はヒンドゥー教だ。インドでは圧倒的大多数がヒンドゥー教だが、スリランカではヒンドゥー教人口はたったの12%程度しかない。約70%は仏教が占めている。

これだけ街は破壊の痕が続いているのに、驚いたことにジャフナのヒンドゥー寺院はとても整備されていて、砲弾の痕も見えなかった。

多くの人が跪いて神に祈り、寺院にいるとここが30年以上も続く内戦の激戦地であることを忘れた。



 


2017-03-31

分離と対立が先鋭化していくトランプ時代のアメリカの光景

ドナルド・トランプが大統領に就任してから、アメリカの分断はより加速されている。

アメリカは移民の国であり、人種の坩堝であり、世界で最も人種の融合に成功してきたと言われていた国家だった。ところが、このアメリカでも今はトランプ大統領が登場し、人種間・宗教観・価値感の対立がどんどん先鋭化している。

トランプ大統領はイスラム教徒やメキシコ移民を激しく嫌っていて、彼らこそがアメリカの治安悪化の元凶としてアメリカから取り除こうとしている。

それが今まで沈静化していたはずの人種問題を刺激することになって、再び白人と黒人の対立と分離が目立つようになってきているようだ。

アメリカでは今でも黒人団体が差別撤廃で活動しているのだが、裏を返せばアメリカ国内で白人と黒人の分断が今も消えていないということだ。

スポーツや音楽や映画の世界でセレブと化した黒人を見ていると気付かないが、アメリカ底辺では黒人とヒスパニックの貧困層で満ち溢れているのだ。

就職で、グループで、コミュニティで、賃金で、待遇で、人種の分断が依然として残っており、そうした分断がトランプ大統領の登場で亀裂が深まり対立が刺激されている。



 



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