ブラックアジア - 注目のランダム・トピックス
◆助からずに、売春地帯に放り込まれていく少女は出てくる ◆歌舞伎町。浄化作戦で、この街から浄化されたものとは? ◆不眠不休でも、疲労も死の恐怖もない。究極の戦争ドラッグ ◆美しかったフランスの売春女性も、今は街から消え去った
◆13歳の少女も売春するバングラデシュの売春地帯の光景 ◆性病に感染しやすい人と、無防備なのにまったく感染しない人 ◆女性が風俗や売春ビジネスを決意する「魔の瞬間」とは? ◆ジンバブエの売春事情。荒廃した現場でエイズが蔓延する

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2017-05-23

廃墟ビルの荒廃と売春する女性に依存する心の荒廃(2)

廃墟ビル前の道路には、よく見ると他にも女性が立っていて、道路には私をじっと見つめている男の姿もあった。

この男たちは何者なのだろうと思ったが、道路際にバイクが停まると男が寄って女性を呼び寄せるのを見てポン引きであることを理解した。

女性と一緒にトゥクトゥクに乗って、プノンペンの暗くなった夜の街を走らせる。プノンペンは夜になっても車やモトバイクやトゥクトゥクで埋め尽くされていて、相変わらず交通規則はめちゃくちゃだった。

プノンペンは右側通行なのだが、バイクは我関せずで両側から迫ってくるし、追い越しも急な路線変更も歩行者の道路横断も蛇行する車も何でもありだ。

日本大使館の安全情報を見ると、カンボジアの自動車数当たりの死亡事故発生件数は日本と比較して100倍も死亡事故が発生している計算になるという。

100倍と言えば尋常ではないのだが、カンボジアのこの道路事情を見ると誰もが1日で実感する。バイクは今も二人乗り三人乗りは当たり前で、ヘルメットもかぶらない。危険過ぎる。事故でも起こした日には間違いなく死ねる。

混乱した道路を走るトゥクトゥクの中で、私がふと隣に座っている女性を見ると彼女は相変わらず静かにしている。目が合うと、彼女の方から話しかけて来た。



 


2017-05-22

廃墟ビルの荒廃と売春する女性に依存する心の荒廃(1)

1999年前後、プノンペン南部にある「ブディン」を初めて見たとき、「こんな廃墟のビルに人が住めるのか」と驚いたものだった。

ブディンは今でこそ廃墟のビルだけを指している。しかし1999年当時のブディンは、この廃墟ビルの前と後ろは広大なバラック小屋のスラムがびっしりと密集していて、そのすべてを指してブディンと言っていた。

ブディンはプノンペンでひどく治安が悪い場所だった。それは今も変わっていないのかもしれないが、当時の状況を知っている人間から見れば今のブディンは治安が悪いと言っても大したことはない。

1999年頃のブディンは、銃を持ったチンピラ、ナイフを持った酔っ払い、軍用ライフルを持った兵士、腐敗した警官……と、危険な人間たちの見本市のようになっていて、よく怒声や銃声が響き渡る場所だった。

銃声が響くと言うのは言葉のアヤでも何でもなく事実だ。夜中のプノンペンは危険な街だった。

モニウォン通りのディスコでは喧嘩した現地の男たちが銃を撃ち合っていたし、ドイツ人は夜中に強盗に遭って抵抗したら銃に撃たれて病院に担ぎ込まれた。

当時は『ホリデー』というディスコにドラッグを売買する男が集まって日本人もたむろしていたのだが、ここでも日本人が現地の男に割ったビンで腹を刺されるという事件が起きていた。犯人は分かっていたが逮捕されなかった。理由がある。



 


2017-05-20

現代プノンペンの姿を大量の写真で一挙に見る(昼間編)

カンボジアが成長期に入っているというのは、ストリートをうろつき回れば本当によく実感できる。

古い建物がどんどん取り壊され、新しい建物がどんどん建つ。そればかりか、今まで沼地や畑だったところが埋め立てられ、新しい土地、新しい道が生み出されて、高速道路も建設途中にある。プノンペンが「拡大」しているのが見て取れる。

街がぐんぐんと成長し、活気に溢れ、躍動している。これは1980年代後半に私がタイで見たのとまったく同じ光景だ。

まずは首都プノンペンが新しく作り替えられ、たくさんの仕事を生み出し、地方の人たちが仕事を求めて都市に流入し、新しいアパートがどんどん建設され、地方との格差を拡大させていきながら、プノンペンは可能な限り膨張していく。

現在はその過程にある。

だから、現在のプノンペンは古いものの隣に新しいものがあり、新興区画と共に旧区画がある。旧区画は誰かが住み、誰かが土地を売ったり立て替えたりするのを拒絶するので変わりにくいが、もともと何もないところは変わりやすい。

そんな変わりゆくプノンペンの現在の姿を写真に収めた。現代のプノンペンがどうなっているのか、街を駆けずり回りながらたくさんの写真に収めてみた。



 


2017-05-19

「あなたの名前は岡本よ」と2015年に言われたかった理由

カンボジア・プノンペンの136ストリートには、今や数多くのガールズ・バーがひしめいており、それがプノンペンの歓楽街の中心となっている。

それぞれの店が女性を常時10人から20人ほど用意して中には24時間営業で女性をシフトさせながら営業している店もあって、それぞれに欧米人の客が入っている。

どこの店も店頭に数人の女性が客寄せしており、その声に釣られて店の中に入ると、大勢の女性が顔見せにやってくる。

そして男は気に入った女性をひとり選んで談笑したり軽いスキンシップをしながら会話し、気に入ったらペイバーするし、合わないと思ったらひとりでバーを出る。

この日、私は適当なバーに入って席に着いたのだが、この時5人ほどの女性がやってきて、ひとりの20代半ばの化粧の濃い女性が「どこから来たの?」と尋ねた。

「日本から」と答えると、彼女は「オー、ジャポンね。私、あなたの名前を知ってるわ。岡本でしょ。あなたの名前は岡本よ」と言って明るく笑うのだった。

いきなり「岡本」と言われて驚き「どうして岡本なの?」と私は彼女に尋ねてみる。



 


2017-05-18

プノンペンのかつての売春地帯はもう行っても仕方がない

そこには行きたい気持ちがあったが、行きたくない気持ちも同時にあった。

70ストリート……。

私にとってプノンペンの70ストリートはとても特別な場所であり、特別な想い出に満ちている。

かつてこの場所は舗装されていない道と、沼地とスラムとバラック小屋が林立する凄まじいまでの売春ストリートが続いていて、東南アジアのダークサイドとはどんなところなのかを具現化したような場所だったのだ。

しかし、2004年にはすでにこの場所はどんどん再開発が進んでいて、もはや紅土が舞い上がる道も舗装され、さらにバラック小屋の多くは取り壊されて新しい建物に取り変わって光景は移ろいでいた。

今日、意を決してモトバイクの運転手に「70ストリートに行きたい」と告げて連れて行ってもらったが、私の最悪の予感は的中していた。

「ここだ」と言われた場所で止められたとき、私はその何の変哲もないプノンペンの道路の端で途方に暮れた。そこは私がまったく知らない場所になっていた。



 


2017-05-16

13年ぶりに悪徳の地プノンペンの空気を吸いたいと思った

久しぶりにカンボジアの首都プノンペンにいる。

カンボジアは私が東南アジアの中で最も好きだった国でもある。書籍『ブラックアジア第一部』でも、電子書籍での小説『スワイパー1999』もカンボジアが舞台だ。

1990年代から2001年頃まで、私はカンボジアに夢中だったと言っても過言ではない。ブラックアジアはカンボジアの売春地帯を描写するために生まれたサイトでもあった。

しかし、私が最後にカンボジアに行ったのが2004年頃だったので、もう13年もカンボジアとはご無沙汰になっているということになる。

カンボジアはこの10年が大きな経済発展を遂げる時代となったのだが、私はそれを見ないままカンボジアを捨てた。

東南アジアの原点のような雰囲気を残したカンボジアを、私が大好きだったにも関わらず、この国を意識して避けていたのは、大きな理由があったからだ。



 


2017-05-15

監視カメラ。視線を上げると、そこに監視カメラがあった日

私は最近になって新宿歌舞伎町をうろうろとさまようようになっているのだが、この歌舞伎町は犯罪多発地帯なので警視庁が管理する監視カメラが195台も備え付けられている。

警視庁が管理する監視カメラは1373台と上智大学教授の田島泰彦教授は報告しているのだが、だとしたら何と監視カメラの約14%近くは歌舞伎町に集中しているということだ。

私がうろうろする姿もさぞかしよく記録されているだろう。

日本では渋谷や池袋や銀座のような主要な大都市には、ネットワーク化された監視カメラが24時間動いていて、しかもそれがリアルタイムで警視庁に送られている。

そして、今後は電車内に防犯カメラを設置するかしないかで議論が行われている。痴漢や盗難など電車内で起きる犯罪も多いので、なし崩しに防犯カメラは設置されていくことになる。

ただ、これほどの膨大なデータが送られても人間がすべてを監視できるはずもないので、必要になって来るのが人間の顔を判別するソフトウェアである。

これはすでに完成している。もう稼働していて、何かあったら監視カメラで犯人像を追えるようになっている。






2017-05-14

この殺伐とした売春宿の動画を見れば最底辺の地獄が分かる

哀しい国があると書いた。東欧のモルドバだ。誰も知らないこの国は、貧困と停滞と国際社会の無関心の中で放置され、グローバル・メディアの報道に上がることはほとんどない。

モルドバだけでない。東欧の多くの国、ルーマニア、ブルガリア、マケドニア、セルビア、ハンガリー、スロバキアなどは完全に忘れられていると言っても過言ではない。

貧困に覆い尽くされ、女たちはEU各国の売春宿に売られ、ドラッグを打たれて最底辺の売春宿に沈む。(モルドバから来た娼婦。雨が降ったら、それはお母さんの涙

ところで、ヨーロッパの貧しい国々の最底辺の売春宿がどのようになっているのか私たちは誰も知らない。そこで売春する東欧の女たちがどのような境遇で仕事をしているのか誰も知らない。

最近、この最底辺の売春宿の状態とそこで売春する女性の姿が隠し撮りされたものが出回っている。東欧のアンダーグラウンドを映し出した貧しい男たちと貧しい女たちを映した売春宿は凄まじく殺伐としているものだった。

最底辺が醸し出すこの殺伐さ……。こうした売春宿に放り込まれた女性の姿を見て、あなたは何を思うだろう。



 



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