ブラックアジア - 注目のランダム・トピックス
◆地獄のような環境であっても、そこから逃れることができない ◆中央アフリカ。国際社会から見捨てられ暴力地帯と化した国 ◆アジアの夜の世界も、やはり「彼ら」が掌握している ◆途上国のバスやタクシーは女性にとって非常に危険な乗り物
◆売春する女性が淫乱だと思い込んでいるのは表社会の人だけ ◆社会的に弱いこの3つの立場の女性がレイプと殺戮の標的 ◆なぜレディーボーイと一線を越えなかったのか今でも考える ◆殺されたジュリッサ・ブリスマンは時代を先取りしていた

BLACKASIA - www.bllackz.net

2014-12-23

他人の「施し」に頼って生きるのが恐ろしい結果を招く理由

インドはバクシーシという文化があるのだが、このバクシーシというのは、金を持った人間が、金を持たない人間に「施し」を与えるものである。

インドはカーストという身分制度が薄れてきたとは言えども未だに続いている国だ。今も貧困層の多くは低カーストか、もしくはカーストにも入れない不可触民(ダリット)である。

こういった貧困層はその身分制度があるが故に、その一生を貧困の中で暮らすことが多い。だから、彼らは金持ちから「施し」を受けるのは当然の権利であると考えている。

また金持ちも、こういった貧困層に「施し」をすることによって徳を積んで来世はまた良い身分で生まれ変われるという宗教観があるので、当然のように「施し」を行う。

こうした「施し」は実は身分制度を強化する役割もある。与える人間が、与えられる人間よりも下になることは絶対にない。

与える人間は、常に自分たちは上の階層であることを意識し、与えられる人間は自分たちは這い上がれない階層であることを意識する。



 


2014-05-28

ブラックアジア番外編『絶対貧困の光景』6月10日出版です

いつも、ブラックアジアをご愛読ありがとうございます。去年11月、ブラックアジア第一部」を出版しましたが、この度、

ブラックアジア・インド番外編
『絶対貧困の光景』夢見ることを許されない女たち


を出版する予定になりました。すでに予約販売は可能になっています。(絶対貧困の光景・夢見ることを許されない女たち

アマゾンで予約することもできますし、お近くの書店でも予約を入れることができますので、ご関心のある方はどうぞ読んで頂ければと思います。

ブラックアジアは売春地帯が大きなテーマですが、この売春地帯と同時に隠れたテーマになっているのが「貧困」です。これは、前著『ブラックアジア第一部(売春地帯をさまよい歩いた日々)』を読んで下さった方もお気づきの通りです。

あるいは、毎日このブログを読んで下さっている方も、ブラックアジアの根源的な関心に「貧困」があることにお気づきであると思います。

今回の書籍は、この隠れたテーマである「貧困」にも焦点を当ててみたいと思いました。






2014-02-05

世界有数の巨大売春地帯カマティプラが縮小化しつつある

インドでも有数の売春地帯であるカマティプラは過去20年で大きく規模を縮小させているという。

かつて、1992年には約5万人もいた売春女性は、今や1600人を数えるほどに減って、しかも売春女性は高齢化しつつあると言われている。売春地帯としての旬は過ぎたのだ。

私がこの地をさまよい歩いていた2003年でも、すでにカマティプラは縮小傾向にあったのだが、それがますます拍車がかかっているようだ。

このカマティプラというのは、私にとっては非常に想い出深い売春地帯だ。良い意味ではない。悪い意味でだ。インドの売春地帯は往々にして「最悪」の経験ができる場所なのだが、カマティプラではあらゆる最悪に直面した。

ブラックアジア「第三部」はインド編を扱っているが、これを読んでもらうと、インド売春地帯の悲惨な状況が分かるはずだ。(ブラックアジア「第三部」

普通、売春地帯が悲惨だというと、そこで働いている女性が悲惨だという話になるが、インドではそうではない。訪れている男もまた悲惨な状況に陥っていく。



 


2014-01-19

経済成長しても、インドでは相変わらず貧困と売春が残る

インドは1992年頃から急速に経済発展が目立つようになり、経済発展度を示す人口一人当たりのGDPの伸びも、どんどん増えて行くのは統計を見ても確認できる。

1992年は8800ルピーだったのが、5年後の1997年には1万6000ルピーを超えて2倍になっていた。そして2013年になると、なんと8万ルピーを超える経済成長を見せていた。

データや統計を見ると、明らかにインドは成長しており、投資家が色めき立つのも不思議ではない。しかし、インドほど「人口一人当たりのGDP」が意味のない国はないとも一方で言われている。なぜなら、あまりにも貧富の差が激しすぎて、平均値が実体を示さないからだ。

年間1000万円を稼ぐ人間と年間200万円しか稼げない人間の平均を取って平均は600万円ですと言っても、その600万円は両者にとって意味がないのと同じだ。あまりにも格差が開いていると、平均値が意味をなさない。

しかも絶対貧困にあえぐ約8億人が放置されたまま経済成長しているので、貧富の差がますます開いて危険なものになっている。あまりにも経済成長がいびつだ。



 


2013-12-03

インドで成長が止まったら、その膨大な人口が政府の敵になる

ガート・コパールはボンベイ郊外にある貧困地域の一つで、スラム街が拡がっていることでよく知られた場所だ。

面白いことに、トタン屋根の隙間だらけのスラムの掘っ立て小屋であっても、電気が通じてテレビが見られる家庭もある。

電気は勝手に電線から引いてきて使っているのはインドネシアのスラムと同様である。それが元で漏電し、スラム全体が燃えてしまう事件もある。

スラムは防火対策などまったく考えられておらず、狭いところに集中して人が住むので、火事になりやすい。

もともと差別の対象になっているので、放火されることも多く、一度燃えると、死者は20人にも30人にもなることも珍しくない。

そして、火が鎮火すると、残りの住民は荷物を取りに戻ることさえ許されずに、その場所は閉鎖される。そうやってスラムは破壊され、自然消滅する。



 


2013-10-27

ブラックアジア第一部、出版化決定。11月下旬発売

いつもブラックアジアをご愛読頂きありがとうございます。本日は、読者の皆様に報告したいことがあります。

いよいよ、ブラックアジアが出版化されます。

ブラックアジアは非常に膨大な文章があり、これをすべて書籍化しようとすると数十冊分もの分量になってしまいます。今回出版されるのは、ブラックアジアの原点の中の原点である、

ブラックアジア「第一部」カンボジア・タイ編

の部分です。すでにアマゾンでも、予約注文ができるようになっております。実際の発売は、11月下旬の予定です。(ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々 第一部 カンボジア・タイ編

古くからの読者の方はご存知だと思いますが、ブラックアジアは、もともと「売春地帯をさまよい歩いた日々」を書くために生まれてきたサイトです。

私自身が売春地帯をさまよい歩き、多くの女性たちと知り合ってきました。その中で、ブラックアジアは生まれています。今回、まさにその核(コア)の部分の最も初期の部分のみが書籍化されます。






2013-10-25

これから何度でも残虐非道なレイプ犯罪がインドで発生する

インドで再び凄惨なレイプ事件が起きており、国際記事になっている。

2013年10月22日の夜、インド北部のウッタールプラデシュ州で、わずか13歳の少女が3人の男にレイプされ、そのあとに生きたまま火を付けて放置したという事件である。

この13歳の少女は、身体の80%が焼けただれてしまい、病院で死亡した。犯人はまだ逮捕されていない。

インドでは2012年のバス内レイプの事件があってから、レイプ犯に対しては締め付けが非常に厳しくなっている。(年間2万2000件ものレイプ事件が起きているインドの惨状

この事件では首謀格の男は刑務所内で謎の首つり自殺で死亡し、残りの男は2013年9月13日に死亡判決が出て決着が付いた。しかし、この事件以降も、続々とレイプが続いている。

インドは、あまり外国人に知られていないが、れっきとしたレイプ大国なのである。それも目を覆いたくなるような、残虐なレイプが多い。女性に対する暴力がまったく止まらない。



 


2013-08-09

インドは、815もの犯罪組織が子供を誘拐して売りさばく国だ

インドは女性にとっては非常に危険で生きにくい国なのだが、子供たちにとっても同じだ。2013年3月6日、インド政府はインド国内でここ3年間で23万6000人の子供が行方不明になったことを報告している。

そのうち、7万5000人の子供の行方は現在も所在が分からず、未解決事件になっているのだという。

2012年10月には、AFP通信は年間5万人と報告しているが、いずれにしても、インドの子供の行方不明は桁違いの数字であることが分かる。

子供が失踪した場合、それは子供自身の意思ではない。事故に遭って遺体が見つからないというのもあるはずだが、インドの場合はそのほとんどが「連れ去り」であると言われている。

2011年のインド警察によると、インド全土で子供を誘拐する犯罪組織は815団体もあるという。

子供の誘拐は大都市で行われることが多く、デリーやムンバイがその標的になっているようだ。



 



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