カンボジア現代史
1953年〜1975年までの動乱の時代(1)
1953年〜1975年までの動乱の時代(2)
1953年〜1975年までの動乱の時代(3)
1953年〜1975年までの動乱の時代(4)
カンボジアの「顔」であったシアヌークがクーデターによって打倒されたニュースは、驚きを持って迎えられ世界中の新聞で一面トップを飾った。そして、ロン・ノル=シリク・マタク政権が注目を浴びることになる。
しかし、このアメリカの傀儡政権であったロン・ノル=シリク・マタクのクメール共和国は、発足当時からまったく国民に支持されなかった政権であった。
一部では腐敗した王族政府がなくなったことに対して、歓迎の意を示す国民もいた。
しかし、シアヌーク一族よりもロン・ノル政権の方が汚職にまみれていることが明らかになると、そういう人たちでさえ支持を取り下げざるを得なかった。
もともとロン・ノルやシリク・マタクが腐敗しているというのは、シアヌーク政権時代から知られていた。
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